こんにちは。陽気なねごとです。
4月、日生劇場でミュージカル「ウェイトレス」を観劇してきました。
やっとこさ、感想を書きます。笑

夢が叶う瞬間
いつだったかはっきりと覚えていなくて残念だが、
NHK「おげんさんといっしょ」が大好きだった妹につられて、
1回だけ一緒に番組を見たことがある。
そこには、メガネをかけて、カツラをかぶって、
なぜか「おとうさん」役の高畑充希さんがいた。
なんで??とは思ったが、そのまま番組を観ていると
高畑さんが、ミュージカル「ウェイトレス」という作品が大好きだということ、
ブロードウェイで観て感動したこと、サントラをすぐに買った話と共に、
「She Used to Be Mine」をおとうさんの姿で熱唱していた。
当時私はミュージカルに行ったこともなく、おげんさんもたまたま観た状態で、
おそらくスマホなんかいじりながら観ていたんじゃないかと思う。
それでも、力強く歌い上げる高畑さんがずっとずっと目に焼き付いて
その光景が忘れられないまま過ごしていた。
そして、2021年3月に高畑充希さん主演で、「ウェイトレス」が初演を迎えた。
「ああ、夢が叶ったんだ!!」
高畑さんのこともミュージカルのこともよく知らないままだった私は、
純粋にそう思った。
この"2021年3月"は、まさにコロナ禍。
ウェイトレスに限らず、様々なエンタメが息を潜めた頃だったと思う。
そこでは一歩踏み出せなかったが、2025年、再演のニュースを目にした。
絶対に観に行こうと思った。
「人の夢が叶う」その瞬間を私も見届けたいと思ったのだ。

セリフにびっくり
特に深い意味はないのだが、私はミュージカルに行く時、
できる限り何も調べず、あらすじさえ知らない状態で行くようにしている。
当日パンフレットを買い、開演前に読み込むくらい。
今回もその状態で幕を開けた「ウェイトレス」。
始まってみると、かなりの頻度で、セリフにびっくり。
わざと何も知らない状態で観にきたので、
もちろん元となった映画「ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた」は
観ていなかったし、なんなら小学生の娘と一緒に観ようかなと思っていたので、
そこは一緒に来てもらった妹と二人、大人同士でよかった…と思った。
もう少し具体的にいうと、結構性的な言葉や動作が多め。
低学年じゃ「ママあれどういうこと???」状態だっただろうなと。笑*1
Opening Up=リスタート
音楽で言うと、先に書いた「She Used to Be Mine」が
最も有名な曲かもしれないが、
作品の冒頭、2曲目「Opening Up」が私は好きだ。
ジェナが働くレストランがオープンする様子、
みんなで開店準備をしている場面で歌われる。
「はじめよう!」という歌詞が、元気いっぱいにお店も、
ミュージカルも、スタートするぞ!というワクワク感がある。
それが、ラストになってまったく同じ「Opening Up」が歌われるのだが…
同じ曲のはずなのに、今度はジェナが背負った運命を、
きちんと自分で舵を取って進んでいこう!という意味の
「はじめよう!」に聴こえて、
そしてその船出が本当に輝く未来に繋がってほしいと願って、
ボロボロ泣いた…。(妹にびっくりされるくらい泣いた笑)
スタートの「Opening Up」が、たった2時間で
リスタートの「Opening Up」に、景色が変わっていた。
最強の仲間たち
ジェナ役の高畑充希さんはもちろん、
ウェイトレス仲間のドーン、ベッキーが特に最高で最強で大好きだった。
二人とも、キャラクターが最高。ジェナの心強い仲間たち。
声も仕草も、ジェナを思う気持ちも、
「こんな仲間がいてくれたら…!」と思ってしまうくらいリアルだった。
ドーンは可愛すぎるだろ!!!!ソニンさんの演技本当に良かった!!!!
ベッキーはジェナへの愛に溢れる言葉もそうだが
縛られず自由に生きる姿がかっこよくてもう!!!
LiLiCoさんの演技も見れて嬉しかったなあ…。
必ずしも恋愛じゃないよね
ストーリーとしては、ジェナの夫との関係、ポマター先生との関係、
ドーンとベッキーもそれぞれ「恋模様」が描かれているが、
私は広い意味で、「人生の選択」と置き換えて、じーんときてしまった。
思うようにいかない、それが恋愛だって、仕事だって、家族だって、
"自分の選択を正解にしていけばいい"。
そんな強いメッセージをジェナからもらった。
人って本当に自分本位な生き物だ。身勝手だし、
自分だって思い通り歩けないのに、他人が思い通りになるわけない。
そうだ、他人が思い通りになるわけない。でも、自分の選択は自分のもの。
この二つが、私にとって今ちょうど悩んでいる「仕事」のことと重なって、
刺さった。ストーリーは恋愛ベースだけど、
観る人それぞれに刺さる要素があるんだろうなと思う。
私も、自ら舵を取る時だ!自分の選択を正解にしていくんだ!
そんな気持ちで「Opening Up」を聴いて、心がじゃぶじゃぶ洗われたのでした。
最後に
ラストにわんわん大泣きして、「大丈夫?」と妹に心配されつつ
日生劇場をあとにした。
ソワレだったので、21時くらいだったと思う。
有楽町のキラキラした街よりも、
なんとなく東京駅まで歩いて向かうことにした。
真っ暗な丸の内の並木道を、一人で歩く。
「はじめよう」
ジェナが背中を押す。人生をはじめよう。何回だって。
ほとんど人のいない並木道を、どこまでも歩いていきたい気分になった。
終わらないでほしいと思った。
疲れたら、立ち止まってもいい。曲がってみてもいい。
時には走っても、いいんじゃない?
「沖に出ようかな」
このままの人生が嫌なら、ちょっと飛び出して、船を漕いでみてもいい。
そんな風に思った夜でした。

*1:私が見に行った土曜夜公演、小学生らしき子や家族連れもいましたよ!