ねごと日記

ラジオときどきPodcast

リモコンのはなし

物の置き場所が定まらない、雑然とした我が家のリビング。

よくテレビのリモコンを捜索するはめになります。

娘がまだ小さかった頃、

「ない!またリモコンがない!」

「テーブルだよ〜、またこんなところに〜」という

私と夫のやり取りを聞いていた娘が、

リモコンのことを「テーブル」と認識してしまいました。

ある時娘から、リモコンを手に「テーブルあったよ〜」と言われてびっくり。

リモコンの名前がいつの間にか「テーブル」になっている?!?!

それからというもの、我が家では「テーブルない!」「テーブルとって!」で

会話しているのでした。

ギリギリのはなし

大学4年生の秋、私は締切ギリギリまで卒論を書いていた。
学部のルールで「最低でも4万字」書く必要があり、
400字詰め原稿用紙、100枚以上の超大作。
だいぶ苦労して、締切当日の朝、なんとか仕上がった。
提出要領を見ると、「同じものを2部提出すること」とある。
慌てて家のプリンターに用紙をセットし、印刷を始めた。
1部仕上がり、表紙をつけて糸で綴じている間に
もう1部を印刷し始めたのだが、
最初の1部は両面なのに、もう1部は片面印刷になっていることに、
終わってから、気がついた・・・。
「同じものを2部」という要領なのに、明らかに分厚さが違う。
大学への移動時間を考えても、家に残っているコピー用紙の量的にも、
もう一度両面印刷をする時間は残されていない。
 
これで単位を失ってしまったら・・・卒業できない・・・
両親に、内定先の企業に、なんて説明すれば・・・
私は軽くパニックを起こし、卒論を見てくれていた教授に
泣きながら電話をかけ、事情を説明した。
 
「そ、そうか・・・ちょっとわからないけど、とりあえず2部持ってきて!」
「ちょっとわからない」の言葉に、
「だめかも・・・」と半泣きのまま電車に飛び乗り、大学へ。
震えながら受付に厚みのおかしい2部の卒論を提出したのでした。
 
その後数ヶ月、せっかくの大学4年ライフを心から楽しむこともできず、
本当に気が気でなかったけれど、教授から「大丈夫だったよ」と言われた時には、
膝から崩れ落ちるほどホッとした。(多分崩れ落ちた)
本当にあの時の自分に言いたい。
計画的に、余裕を持ってね・・・

ねごとcafe #1 古今和歌集を雰囲気で読む(春歌上-1) 

stand.fm

こんにちは。陽気なねごとです。

先日、あるハガキ職人さんがXの「スペース」で雑談をされていて、

「聴きたい・・・!」「でもこれって聴いてることバレちゃうの・・・?」と

無駄な葛藤を10分ほどして(匿名で参加って選択肢あったのに。笑)

お話を聴く機会がありました。なんだか知り合いみたいに嬉しくて、

今はいろんな手段で、いろんな人が声を届けることもできるんだなあと

勉強になりました。

そこで私も、スペースやってみよう・・・と思いついては、

何を話せばええんや・・・で躊躇を繰り返し・・・

びびりなので録音してアップできるstand.fmにたどりつきました。

たぶんもっといろんな選択肢あったのかもしれないけど。

とりあえずやってみるの精神。

不定期で、毎回10分程度のひとりごとをしてみようかなと思ってます。

テーマは、「古今和歌集を雰囲気で読む」!!!どーん!!!

私は大学でちょこっと古典の授業を受けていたことがあって、

中でも和歌の授業が楽しかったな〜、と今でも思い出します。

サクッと話せて、ちょこちょこアップするのには和歌がちょうどいいし、

全てはよく考えず、ノリで始めているので「雰囲気」です。オールふんわり。

そのうち、和歌そっちのけで全然違う話を始めていそうな気もします。笑

まあそれはそれで、許してください。

早速巻第一 春歌上の1からはじめていきます。

古今和歌集 巻第一 春歌上 1

※ ねごとcafeの記事、配信全て『新版古今和歌集現代語訳付き』高田祐彦訳注

(初版平成21年6月25日、角川ソフィア文庫)を参照しています。

文化祭のはなし

高校1年生の秋、初めての文化祭。

クラスの中で誰かが「演劇をやりたい!」と意見を出した。

学校には演劇部もなく、先生含めまったくノウハウなし。

それでもなぜか盛り上がり、なんとなくのイメージでストーリーを決め、

お揃いのTシャツを作り、劇を見ながら食べてもらう駄菓子屋さんも併設し、

クラス全員出演の、白雪姫のパロディっぽい劇をやることに。

公演1回目に、各々の先輩がチラッと来てくれたあと、

2回目以降はガランとした教室。

廊下を通りかかっては「つかまったらヤバそう・・・」という

目線でそそくさと通り過ぎる生徒たち。

文化祭初日から、え、もうやることないの・・・?

そもそもなんで劇をやることになったんだっけ?わかんないー!

お化け屋敷とかにすればよかったねー?ほんとだねー!

と、みんなで駄菓子を食べながら約2日間ぼーっと過ごしたあの時間。

今思うと、それはそれで青春・・・?

好きなキャラクターのはなし

私は「ミッフィー」が好きだ。
あの無表情なうさちゃんがなんとも愛おしく、
一番ズブズブだったのが大学生の頃。
今はミッフィーグッズ専門店が都内にいくつかあるものの、
当時は雑貨屋さんにちょこんとコーナーがあるかどうか・・・だった。
そのため、グッズを見つけると必死に買うか?買わないか?と
頭の中をぐるぐるさせていたものだ。
いよいよ就活生になり、リクルートスーツに身を包み、
都内をトボトボと歩いていた時のこと。
松屋銀座に、「ミッフィー展」と大きな看板が!
その足で駆け込み、大好きなミッフィーに囲まれ、
疲れた心を癒してもらったこと、ミッフィーちゃん、本当にありがとう。
そんな私の長年の夢が、長崎のハウステンボスにある
世界最大級のミッフィー専門店に足を運ぶこと。
本場オランダに行かなくても、ミッフィーの世界に浸れるのでは・・・?と
夢見ている。

 

もうひとつ大好きだったのが、アルプスの少女ハイジ
小学生の頃、たまたまテレビで見たハイジの笑顔と可愛いお洋服、
子ヤギのユキちゃんと大きなブランコに心を奪われ、
「お母さん、これなに!!!」と叫んだ覚えがある。
あまりに可愛いので、ハイジのグッズが欲しい!と思ったものの、
近所の雑貨屋さんで見かけたことがない。
母にも「東京に行かないとないんじゃない・・・?」と言われ、がっかり。
当時はインターネットもなかったので、どうすることもできなかった。
その後しばらく経ってから、銀座の博品館に連れていってもらった。
母曰く、「ここならあるかもしれない」とのこと。
ついにハイジグッズに出会えるかも・・・と心躍らせ、入ってみると・・・
ありました!ハイジの真っ赤な筆箱が!ユキちゃんのイラストも描かれていて、
私にとっては本当に最高。やっと出会えた推しのグッズ。
そういえば、今も赤いペンケースを愛用している私。
ハイジイズムかも・・・?笑

鬼のはなし

節分だ。ということで

鬼のことを考える。

 

中学生の頃、近所に住んでいたさゆりちゃん。

彼女は野球部の先輩と長く付き合っていた。

かといってその事を自慢気に話すわけでもなく、

とっても真面目で優しくて、女子たちの憧れの存在。

その雰囲気から、「恋愛で困ったことがあれば、

すぐにさゆりちゃんに相談!」というルートがいつの間にができていて、

「彼氏が冷たい」「好きな人に振り向いてほしい」など

何でもかんでもさゆりちゃんに頼り、行列を作る私たち。

私も一度だけ相談したことがあって(だらしない彼氏について)、

「そんな男はダメ!!!自分のこと大切にして!!!」と

ビシッと言ってくれる、まさに「恋愛指南の鬼」。

 

・・・まあ、今になってみると、相談していた私たちもさゆりちゃんも

どこにでもいる普通の中学生だったんだよな、

なんとまあ可愛い鬼と子分たちだったな。。と思う。

推しがほしいはなし

ご飯を食べながら、夫と「何かに熱狂的になること」について話した。

つまり「推し活」。

私は、「推し」がいて、日々ときめきがあって、ワクワクして過ごしている人が

ほんとーーーーーに羨ましい。

一時、ある俳優さんが好きになり、雑誌にラジオにテレビに追いかけたけど、

それも半年くらいでパタっと終わり、今はまったく・・・

その後一瞬、見取り図の盛山さんのこと、「好きかも・・・」と思い、

出演番組をチェックして録画したものの・・・・結局ラジオだけ聴いていて、

テレビは観ず・・・(なぜか盛山さんだけ名前出す笑)

推しのいる生活、憧れてるんだけどな。なかなか難しい。出会えない。

そして、私は今日気づいたのです。

夫も、私と同じく「何かに熱狂的になること」が極端に苦手だということに。

だから、この夫婦でどちらかに推しができて、

例えば週末はライブに出かけるようになった場合、

相手が理解できなくてモヤモヤしそうだなと。

そういう意味では、推しのいない夫婦として、組み合わせ的にはよかったのかなと。笑

(いや、私は夫に推しができたら拍手するよ、羨ましいからね・・・!)

 

「推し」ほどではないけどラジオを聴く、文章を書く趣味がある私に比べて、

夫はリアルに趣味もゼロなタイプなので、私よりなかなかの仙人やなと思っている。

運命の人みたいに、「推し」は実はすぐそばにいて、気づかないだけなの・・・?

そうだとしたら、早く気づかせておくれよ。

羨ましいなあ。